このコーナーではイベントをご紹介致します。
作曲家 望月京
アルミンク&新日本フィル定期で望月京作品初演
- 日 時:
- 2010年 9/2(木)19:15開演
- 場 所:
- サントリーホール
- チケット発売日:
- 発売中(当日券有り)
- お問い合わせ先:
- 新日フィルTEL:03-5610-3815

来る9月2日(木)サントリーホールで開かれる新日本フィルハーモニーの定期演奏会で、いよいよ望月京の新作が初演される。昨年7月に予定されていたものが延期となり今回ようやく初演となった。
新日フィル&アルミンク組らしく、漫然と委嘱が行われるのではなく、アルミンクがはっきり意志を持って委嘱している。以下アルミンクの言葉。
“望月さんは世界中で大変人気のある引く手数多の作曲家の一人です。彼女は独特で個性的な響きの世界を持っており、大変オリジナリティ溢れる響きに対する感性をもっています。私も何度か作品を聴いていますが非常に素晴らしくエキサイティングなものです。初めてお会いした時から意気投合して、その場でお互いの理解が深まりぜひお願いしたいということになりました。(中略)
今回の新作のタイトル「ニグレド」とは、もともと錬金術の世界で使われる言葉で“賢者の石を見つけるために必要な物質”と言われています。今で言うと物理学者のジャンルになるのでしょうが、昔の科学者、錬金術者があらゆるものから金を造り出すために必要な物質をこのようにと呼びました。タイトルにも謎めいた雰囲気があるように、きっと作品自体も秘密に満ちているのではないかと思わせる、そんな作品です。“
他の演奏曲ももちろん平凡なものではない。
ブルックナー作曲:4つの管弦楽小品
望月 京作曲:ニグレド(新日本フィルハーモニー交響楽団委嘱作品)*世界初演
ツェムリンスキー作曲:抒情交響曲 op.18
これまた同コンビらしく『結ばれることなき愛の相聞歌』というプログラムタイトルまで付けられている。ツェムリンスキーを歌うのはこの二人。
ソプラノ:カリーネ・ババジャニアン
バリトン:トーマス・モール
バリトンが当初の発表から変わっている。
新曲の延期とか、歌手の交代とか、変更の中ではよくあることだが、事務方は大変だっただろう。その上でこのプログラムでチケットを売らなくてはいけない。
皆さん、行ってあげてください。(平井洋)
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新日本フィル 第 466 回定期演奏会『結ばれることなき愛の相聞歌』
(18:45よりアルミンクによるプレトーク)
ブルックナー作曲 4 つの管弦楽小品
望月京作曲 ニグレド(新日本フィル委嘱作品、世界初演)
ツェムリンスキー作曲 抒情交響曲
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:カリーネ・ババジャニアン
バリトン:トーマス・モール
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
S席7,000円 A席6,000円 B席5,000円
C席完売 P席完売
新日本フィル・チケットボックス
TEL:03-5610-3815 FAX:03-5610-3828
・月~金:10時00分~18時00分
仙道作三作曲 オペラ「小林一茶七番日記」
- 日 時:
- 2010年10月9日(土)、10日(日)14時開演
- 場 所:
- 東京 日暮里サニーホール
- チケット発売日:
- 発売中
- お問い合わせ先:
- ACC荒川区地域振興公社 03-3802-7111

作曲家の仙道作三(せんどう・さくぞう)さんのことは何度かご紹介していますが、この方くらいになれば何度ご紹介してもいいでしょう。
仙道さんは柴田南雄さんのお弟子さんの一人。各界にきら星のごとく多彩な人材を育て上げた柴田さんですが、そのお弟子さん群のなかでも圧倒的にユニークなのが仙道作三さんです。
まずその略歴を少しコピペしてみます。
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1945年(昭和20年)秋田県羽後町の農家に生まれ。1960年(昭和35年)中学校卒業後集団就職で上京。葛飾区の印刷機械製造業の職工として働き、通信教育で機械設計を学ぶ。
1964年、19歳でクラッシックギターを習い始める。1966年、禁じられた遊びで有名なナルシソ・イエペスのギターリサイタルを日比谷公会堂で聴き、プロの道を目指す。音楽理論を独学する。1968年、工場を辞めアルバイトをしながらギターの修行に専念する。
1970年、ギター教室を開校する。
1971年、東京芸術大学教授作曲家柴田南雄氏の押しかけ門下生となり、音楽理論を4年間学ぶ。
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ここまででも充分にユニークですが、まあこういう方はごく希にではありますが、いらっしゃいます。
仙道さんがすごいのは,その後も初志貫徹されて、オペラや大型舞台作品を、台本、作曲、演出、指揮など音楽面はもちろん、制作、実質的な主催といった最も面倒な収支面も一切独力でやり続けておられることです。コンサート時の連絡先まで御自身の携帯電話番号がでているのですから徹底しています。
それも一時期のことではありません。還暦もとうに過ぎている2010年秋もまた以下の様に会を続けておられます。
各地の自治体等とのネットワークも長年の活動で培われたようで、小林一茶がらみのオペラは荒川区地域振興公社と組んで行われます。(平井洋)
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オペラ 小林一茶七番日記
日時 2010年10月9日(土)10日(日) 午後2時開演(午後1時30分開場)
会場 日暮里サニーホール
入場料 前売4,500円 当日5,000円
ACC友の会会員4,000円 【全席自由】
台本・作曲・演出・指揮 仙道作三
演奏 ヴァイオリン=奥村智洋
ピアノ=牧野裕史
コントラバス=柴田乙雄
パーカッション=斉藤裕子
出演 小林一茶=江原実(9日) 佐藤光政(10日)
一瓢上人=狩野武(9日) 三村卓也(10日)
ウグイス=東城弥恵
ヒバリ=竹内直美
ホトトギス=荒武菜穂子
コオロギ=小高深雪
スズメ=平舘直子
子ども蛙(合唱)=荒川区立第一日暮里小学校児童
年寄り蛙(合唱)=《命と愛》カエル合唱団
販売所
町屋文化センター 日暮里サニーホール
東京文化会館チケットサービス5685-0650
主催 (財)荒川区地域振興公社
共催 荒川区 《命と愛のメッセージ》委員会
後援 荒川区教育委員会 荒川区俳句連盟 一茶記念館(長野県信濃町柏原)
協力 荒川区立第一日暮里小学校
御喜美江アコーディオン・ワークス2010
- 日 時:
- 2010年9月18日(土)14時開演
- 場 所:
- 東京 浜離宮朝日ホール
- チケット発売日:
- 発売中
- お問い合わせ先:
- クリスタル・アーツ 03-5210-9071

御喜美江は基本的にはドイツにいるので、日本での公演は来日公演。そのなかでも1-2年に一度くらいの割合で開いているリサイタルの「アコーディオン・ワークス」は彼女の色々な面が注ぎ込まれ濃密に工夫されたシリーズ。
クラシックソロ楽器としては歴史も浅いし、消えていく可能性だってあるこの楽器に対して、まずは委嘱その他でレパートリーを拡大している。オリジナル作品だけでなくクラシックの編曲作品も含めて。
それからゲストも意外なところを選んで思わぬ組み合わせを見せたり。
委嘱や現代オリジナル作品だけで、あまり小難しくもならないように、伴奏楽器だったりポピュラー音楽の楽器としてのアコーディオンにも目を配って。
まあ、とにかく普通のピアニストやヴァイオリニストがやるリサイタルのレベルでは無いアイディアが詰め込まれていて、プログラムを眺めるだけでも楽しそう。今回もやはり全く手抜きは無く多彩そのものだ。
オギンスキーのポロネーズ「さらば祖国よ」とは懐かしい。70年代80年代にはよく聴いたがすっかりご無沙汰になった。ポーランド系の作品だからショパンイヤーの今年はたまに目にする。こういう形で復活するとは思わなかったが。アンコールでこの曲が弾かれると老女がそっとハンカチで涙をぬぐう、と言ったタイプの曲。
高橋悠治の新作は海外の他の奏者が頼んだものを、どういうわけか先にこの「アコーディオン・ワークス」でやるらしい。極端に珍しい話しで、委嘱した人も、作曲した人も、初演することになった奏者も、よくそれぞれOKしたものだ。よほど権利に執着しない善人の集まりなのか。
ユッカ・ティエンスはフィンランドのチェンバリストであり作曲家。北欧では結構名が通っている。バッハのゴールドベルク変奏曲と組み合わせてティエンスの作品をデニス・パトコヴィッチ が弾いたディスクはその方面では話題になった。
そしてスティーブ・ライヒの「6台のアコーディオン」の日本初演。誰かがこければ止まるから、上手い人6人でやるしかない。御喜さんの周りも層が厚くなってきた、ということか。そのうち1人は本番1週間前のコンクール優勝者を使おう(つまり練習はそれから)ということらしい。これまた珍しい話しで御喜さんの神経がいかに並外れているかが分かる。(平井洋)
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御喜美江アコーディオン・ワークス2010
● 出演 御喜美江
大田智美
柴崎和圭
荒木奈緒子
松原智美
ヘイディ・ルオスイェルヴィ
第5回JAA国際アコーディオン・コンクール優勝者(優勝者決定:9月12日)
● 曲目 [演奏予定曲目]
ヘンデル(独奏)―調子の良い鍛冶屋
(ハープシコード組曲第5番ホ長調HWV.430エアと変奏)
オギンスキ(独奏)―さらば祖国よ
コズマ(独奏)―枯葉
coba(独奏)SARA
高橋悠治(二重奏)―雪/風/ラジオ≪世界初演≫
ティエンスー(三重奏)―ムッタ(しかし)
ライヒ(六重奏)―6台のアコーディオン≪日本初演≫
● 料金 ¥4,000(全席指定)
朝日ホールチケットセンター 03-3267-9990
主催:朝日新聞社/クリスタル・アーツ
助成:財団法人アサヒビール芸術文化財団
財団法人朝日新聞文化財団



